レアル・マドリード (Real Madrid C.F.)

本拠地：スペイン・マドリード市、サンチャゴ・ベルナベウ（８万５千人収容）、 監督：ビセンテ・デルボスケ

名門です。普通、サッカーのユニフォームは原色が多いんですが、白を基調に薄紫が高貴な印象を与えてくれます。かつてサッカーマガジンのインタビューで、 ケビン・キーガン氏（元イングランド代表監督、 新たにマンチェスターシティ監督就任。）が憧れのチームの一つと語っていました。 スペイン国内では、リーグ優勝二十七回、カップ優勝十七回の戦歴を誇り、バルセロナとのライバル対決は常に好ゲームとなっています。 百年後の鹿島アントラーズとジュビロ磐田がこうなっているといいなあ、といったような間柄です。 その昔、 アルフレード・ディ・ステファノ、レイモンド・コパらを擁して、 １９５６年からヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ五連覇の偉業を達成し、 １９６０年にはトヨタ・カップの前身のインターコンチネンタル・カップも勝ち取っています。 最近では、９０年代初頭には、 あの「エル・ブイトル」エミリオ・ブトラゲーニョやアルゼンチン代表 オスカル・ルジェリなども籍を置き、活きのいい攻撃陣と、サンチス、 バスケスら不動のベテランＤＦ陣のまとまりのよさで進撃を続けており、今シーズンは１１月１６日現在、 リーグ３位に着けています。 初めての来日となる今回の目玉は、スペインの至宝ラウル・ゴンザレス。 そして早野さんお気に入りのロベカルことブラジルの、世界のサイドバック、ロベルト・カルロス。 フランスでは日本を粉砕し得点王に輝いたダボ・スーケル。さらに‥‥スター軍団であることに変わりはないようです。 ‥‥と、分析＆解説したのが二年前でした。（更にまた２年後に来るとは！） 移籍市場の賑やかな欧州。ガラリとメンバーが変ります。イエロ、ロベルト・カルロスやラウルらは健在ですが、 スーケルはアーセナルへ去りました。その代わり、ライバルであるバルセロナから、ポルトガルのエース、フィーゴが加わり、 右サイドからの組立てがより安定し、攻撃のバリエーションが増えたようです。しかし！ よりによってバルサからレアル！？ と、 日本人の私でさえ不思議に思った移籍、国内リーグでのバルサ戦での大ブーイング！ ‥‥目にみえるようでした（笑）。

来日選手（11月24日）、＊‥‥前回（1998年）来日メンバー

ポジション	番号	名前	国籍	主な代表歴
GK	1	ボド・イルクナー＊	ドイツ	ワールドカップ・ＵＳＡ大会
	13	セサール・サンチェス	スペイン	ワールドカップ・イタリア大会
	25	イケル・カシジャス	スペイン	現スペイン代表
DF	5	マヌエル・サンチス	スペイン
	4	フェルナンド・イエロ	スペイン	ワールドカップ・フランス大会、現スペイン代表
	3	ロベルト・カルロス＊	ブラジル	ワールドカップ・フランス大会
	18	アイトール・カランカ	スペイン
	12	イバン・カンポ	スペイン	ワールドカップ・フランス大会
	6	イバン・エルゲラ	スペイン	現スペイン代表
	2	ミッチェル・サルガド	スペイン
	23	ジュリオ・セザール	スペイン
	15	ジェレミ・ヌジタップ	カメルーン	シドニー五輪代表
MF	8	スティーブ・マクマナマン	イングランド	ワールドカップ・フランス大会、現イングランド代表
	10	ルイス・フィーゴ	ポルトガル	現ポルトガル代表
	24	クロード・マケレレ	フランス	現フランス代表
	16	フラビオ・コンセイソン	ブラジル	アトランタ五輪代表
	20	アルベルト・セラデス	スペイン
	14	フセ・マリア・グティエレス＊	スペイン	現スペイン代表
	21	サンチャゴ・ソラーリ	アルゼンチン	現アルゼンチン代表
FW	11	サービオ	ブラジル	アトランタ五輪代表
	17	ペドロ・ムニティス	スペイン	現スペイン代表
	9	フェルナンド・モリエンテス	スペイン	ワールドカップ・フランス大会
	7	ラウル・ゴンザレス＊	スペイン	ワールドカップ・フランス大会
	19	マルコ・トテ	スペイン

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