序盤攻める清水、左右に広く展開する。名古屋は縦に速く出す意識が見られる。
ピクシーのこの試合初シュートはバーの上。６分、
そのピクシーが伊東と競って倒れ、ボールはアウト。
７分、清水は右からのＦＫ、澤登か‥‥ポストの外。
更に左サイドのチェイシングから攻撃の包囲網が絞られる。跳ね返す名古屋トーレスのクリアを繋いで‥‥
右、２１番岡山がセンタリング！
ＧＫ真田がキャッチ。スタンドから岡山・コールが沸く。
決定的なチャンスはここまで名古屋に三本、清水はＦＫの一本のみ。
清水・安藤のセンタリングを澤登がアウトサイドで優しく落として、走り込んできたファビーニョの中速のシュートがゴール。
オウンゴールにも見えたが、アナウンスではファビーニョのゴール。１１分。清水先制！
攻撃に鋭さを見せる名古屋が先制され、面白くなってきた。
１３分、清水がいいところまで攻めて来る。
澤登のドリブルに三人はフォロー・追走して来る。
１５分、ペナルティエリア右すみからのロビングに突っ込む清水‥‥誰だ、しかしＧＫ！
惜しいね。しかしそこでリズムを切らさないように攻め続ける清水エスパルス。
２０分にも、清水・長谷川のドリブルシュートはＧＫ伊藤の正面。
押され気味の名古屋グランパス。
システムか、ポジションの問題か、右ＤＦの安藤の突破を何度も許している名古屋。
これまで安藤三回、長谷川二回かな。
２５分、またも右サイド。長谷川がドリブル、切り替えして安藤に戻し、センタリング、
ファビーニョのヘッドはバーの上。
清水は、反撃を必ずシュートまで持っていき、相手にリズムそのものを与えないように意識した攻撃を見せてくれる。
２６分、グランパスの選手が倒れる。ファールそのものは多くなく、フェアで激しい展開だが､負傷が多いと心配だな‥‥
そして‥‥右ＦＫ！ ピクシー・オレッ！ むう‥‥
攻める清水、逆襲する名古屋‥‥エスパルスのペースで３３分。
おお、長谷川、ファビーニョとのワンツーからフリーでシュート！
ＧＫが止めるが、しかしコーナー‥‥クリアも拾われてシュート。押されている名古屋。
逆襲、福田がやっと粘ってコーナー‥‥いや、スローイン。ここまで名古屋・福田は目立っていない。
前半終了、ハーフタイムだ。さあ、
名古屋グランパス、後半はこっちへ攻めて来い！ 後半。
清水のペースが続く。3分、左サイド‥‥安藤だな、が放り込んで、
中は‥‥もたついてクリア。しかしこぼれて‥‥ＧＫ伊藤も大活躍だ。
交代はないが、名古屋はうまくリフレッシュしたようだ。
６分、正面からスルーパス、流れた福田のシュートはＧＫ正面、ファンブルし、あわやゴールインか、というシーン。
スタンドも沸く。副審、
一瞬の位置が悪い。
福田またも、ヘデイングシュート、弱くＧＫ真田の正面。９分だったが、名古屋はラストパスがＣＦまで収まりだした。
１０分、ピクシーの左サイドの見事な切り返しからセンタリング‥‥ＧＫ。岡山と位置の確認をするピクシー。
グランパスはいいリズムになって来たか‥‥そして平野に代えてウリダが入る。（最初は瓜田だと思っていた。）
小倉はどうした！
１８分、ゴール正面のＦＫ、ピクシー・アレッ！ここで清水はアレックスが入る。
そしてＦＫで再開！
ピクシー‥‥わずかに上。入ったかと思った。
名古屋はダブルアタッカーがあまり動かず、中盤に下がり気味のピクシーからのパスを待って、
キープしてファールを誘ったり、左右に散らしたりした方がいいのではないかな。
２４分、アレックスのスルーパスを伊東かな、
でもＧＫ伊藤もナイスキャッチ。まだ名古屋のペースだ。
清水、伊東と澤登の個人技の高さ‥‥ミスが殆どない。中盤でのミスパスが皆無。
味方も安心してコースに走り込める。手強いなあ‥‥
ここで入場者‥‥２０、６１９人‥‥空いているわけだ。
でも電車は混んでたが。
２８分、右ＣＫをピクシーからトーレスのヘッド‥‥きれいに渡ったが外れ。
ここで名古屋は野口が登場。いよいよ攻めるか、グランパス。
清水はこの時間帯、アレックスが左サイドからしか起点がなくなった。
ストイコビッチが中盤に下がり、名古屋が数的優位を保っているためかな。
しかしもう３５分、名古屋はシュートが撃てない。
清水がシュートコースをうまく消している。ペナルティエリア附近でパスを回す、回させられている名古屋‥‥
３８分、ＣＫを取る。
ここで‥‥
小倉の登場。拍手の沸くスタンド。
そして！ 小倉、ファーストタッチで同点ゴール！
右からのＣＫがこぼれて、逆サイド浅目に待ち構えていた小倉、ワントラップ、狙いすまして左足を一閃！
見事！（ワントラップしたから、厳密にはファーストタッチでゴールではないが）
負けじと清水も反撃するが、勢いは名古屋。
単に同点に追いついただけでなく、小倉のゴールから特別な力が与えられたよう。スタンドも然り。 そして延長。
追いついた後半と同じエンドで、リズムを継続させたい名古屋。再三攻撃にでる。
５分、清水は久々、
流れるようなパス交換からシュート‥‥バーの上。こぼれるため息。
またも清水は左サイド。センタリングをＧＫ弾いてミドルを食らう。
中盤を経由しながら、速くサイドに回す、しかもロングパスも多用する清水。いいサッカーだ。
１１分、
ＧＫ伊藤の右サイドへのフィードから‥‥大榎にかっさわられて、中へ流し込む‥‥
アレックスが待ち構えてインサイドで丁寧に押し込み、激闘を制した。 終了後、長居での経過、フリューゲルスのリードが伝えられると、
大きな拍手が湧いた。
名古屋側では、小倉のゴールに次ぐ大きな拍手だった。
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