約半年ぶりの平塚競技場・ゴール裏、ただし前回とは反対側。
東ガス側に入ると、シュート練習、
一つひとつに反応する東ガス・サポ軍団。そう言えば、「Ｍ」誌の投稿欄で話題になっていた。正か邪か、神か悪魔か東ガス・サポ、といった感じ。
でも、去年は対鹿島戦も国立で見たが、縁があるのか‥‥。「Ｙｏｕ’ｌｌ ｎｅｖｅｒ ｗａｌｋ ａｌｏｎｅ」の合唱に導かれるように選手入場。
ベルマーレのキックオフ。深い位置でカットして、東ガスも左右に大きく展開する。実力的には互角か。
３分、
自陣右サイドで得たＦＫを繋いで初シュート・東ガス!バーの上。
ベルマーレ・サポの「緑と青の勇者平塚〜」が懐かしい。
東ガス・サポはサンタの帽子を揃え、あまり展開に関係なく歌っている気がする。 ベルマーレは‥‥田坂がリベロの位置？
流れから洪が上がると田坂が下がる。
田坂か洪が引き気味のＭＦの位置から前線に大きく出し、ロペスが左右に流れてポイントになる。
前線のリベロ的な、かつてのルディ・フェラーみたいだ。それに呼応して右にリカルジーニョ、左に栗原がからむ。
８分、ベルマーレのチャンス、左からＦＫ‥‥短く繋いで逆サイド！ 藤山かな、上手くカット。互角だ！
９分、
東ガスは最終ラインの浮気から左サイドに大きく展開、中央に放り込んでシュート！ ＧＫ小島が弾いてこぼれて‥‥もう一発！ アウト。
いい攻めだ。
攻守の切り替えが早く‥‥縦に早いベルマーレとサイドチェンジが魅力の東ガス、見応えのある攻防だ。拍手もよく沸く。１４分。
１９分、東ガスのオープン攻撃‥‥実らず、しかしＣＫのチャンス。押してるぞ！
右から飛び込んで、
ダイビングヘッド（誰？）をＧＫ小島がファインセーブ。またもＣＫ。両軍のリズムの移行がはっきりわかるゲームだ。
右サイドを起点に東ガスが攻めている。左サイドの方が鋭い突破を見せてくれるんだが、今はリズムだ。
しかしベルマーレの懸命のクリア、
ＧＫのナイスセーブ、東ガスのシュートのまずさであと一息というところか。
２０分、ひさびさのベルマーレの攻撃。
ロペスとリカルジーニョの個人技などでシュートまでは行くが‥‥散発的だ。 ３２分、やっと東ガス・サポが歌をやめ、
応援になった。なかなか面白いコールを繰り広げている。 お、ベルマーレが攻勢、右スローインをロペスがヘッドで競って、
真上にあがったボールをバイシクル！ ＧＫ堀池が好セーブ。ロペスのバイシクルは、ボールの真芯を捕らえるから見ていて小気味いい。まあ、
ゴールにならなければ意味がないと言ってしまえばそれまでだが。
３６分、東ガス先制！
左サイド深めのスローンから持ち込んで、綺麗なワンツーからシュート！ １１番かな？ アマラオのゴール！
浮き足立つベルマーレ、
落ち着く東ガス。
東ガス・サポからどっちがＪリーグ？コールに観客席から失笑。
攻勢に出るベルマーレ、まだ前半だぞ！ 右ＦＫのチャンスはＧＫ堀池。いいＧＫだ。更に洪も前線に上がり、
ミドルシュートを放つ。そしてロペスのドリブルを激しいフェアタックルで止め‥‥ハーフタイム。東ガス、強し！ さあ後半、
東ガスがいいリズムを継続して攻め込んで来る。鋭い左サイドだ。５分、名塚のマークを外して１８番岡本かな、フリーでシュート！
惜しくもバーの上だ。
９分、ベルマーレの波状攻撃だ。しかしツメとツキに欠ける。オフサイドが両軍に出始める。前半はなかったような‥‥。
ともに攻撃に出てきたということだ。
しかし１４分、東ガスのペースに。小島の孤軍奮闘に見える。洪が上がった時のＤＦの連繋が悪い。
田坂が下がるが、コンビネーションというより、ポジションチェンジのタイミングかな。その一瞬の隙を衝かれ、両者の位置がよけいに中途半端になる。
これが上手く行くと逆にベルマーレのチャンスになる。
しかし最終ラインに入った時の洪の読みは素晴らしい。中盤や前線にも参加できるし、
井原以上のアジア最高のリベロを今日はこの目で見た。
１３分、ベルマーレは三木に代えてバデアが入る。
段々とファールが多くなってきた。
焦りか、疲労か‥‥
２１分、洪が上がりっぱなしだ。ロペスが依然、左右に流れるが、中央がいなくなるぞ！
そして東ガスは選手交代‥‥そのアナウンスの前に‥‥
逆襲からベルマーレ同点！
自陣からパス２本、ダイレクトで速く繋いで‥‥誰だ？ バデアのゴール。‥‥ベルマーレの攻撃は遠くてよく見えない。２２分。
流れが変わった‥‥意気消沈したか東ガス、２４分には、オフサイドにはなったが、ロペスのドリブルから斜めのスルーパス、シュートを許す。
元気のなくなった東ガス、ベルマーレは落ち着きを取り戻した。
またも東ガスは選手交代、そのアナウンスの直後に‥‥
２７分、ベルマーレ栗原の勝ち越しゴール！
（左）サイドから平行にドリブルした時、マークが一瞬ずれる。
そこにＤＦラインを門にして流され、走り込んでシュートだ。
３５分、東ガスの攻めもパスの意識が強すぎ、自滅する。
大事に攻めようという気持ちと、シュートのコースを上手く消すベルマーレのＤＦのため、撃てない。
私の背後で「シュートだ、
なぜ撃たない！」と悲鳴・奇声を上げている若いの、そういうことだよ。
３７分、ゴールやや右寄りのＦＫ‥‥惜しい東ガス。
落ち着けばチャンスは有る‥‥
しかしそのまま‥‥タイムアップ。 東ガスはひたむきでいいサッカーをしていた。
去年の対アントラーズ戦より格段に強くなった。今季最後のゲームとなり、選手たちが観客席にユニフォームを次々に投げ込んでいた。
ところで、東京ガスは来期からＦＣ東京になる。ヴェルディ川崎は正式名称がＦＣニッポン。近い将来、両者が戦う時は、
「東京対日本」‥‥まるで帝都対戦だ。
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