目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

チュニジア 0−1 日本

2003年10月8日(水)、国際親善試合
テレビ東京にて観戦。

去年のワールドカップの再戦ですな。あの時は、セカンドラウンドに向けて勢いに乗る日本と、 可能性はあったけれど現実性に乏しかったチュニジアという構図でした。
今は‥‥何せ、 高温はまだしも梅雨の日本の多湿に悩まされた(何十年住んでるこっちだって嫌なんだから)各国でしたが、 チュニジアのホーム。同じ相手に連敗するわけには行かないし、何よりホーム。対する日本は、DF陣のレギュラーは不参加、 でもそこから前は華麗な陣容ですな。個人的には、トシヤとヒロヤマに期待します。彼らを左右の両翼に、大きく羽ばたいて欲しい‥‥。 しかし、ジーコ監督は、メンバーは固定して戦うタイプだから、もしかしたら出番はないかも‥‥。もしそうだったら、寂しいな‥‥。

さてスターティングラインナップ‥‥あ、やっぱりトシヤとヒロヤマはベンチだ。

日本のキックオフで試合開始。先日、 発表された新しいセカンドカラーだ。一旦下げて、押し返し、右FKのチャンス。シュンスケのGKに向かうボールはパンチング。

逆襲、ジャジリの右からのクロス、ナラサキが正面へパンチング。2分。雨が降っていたらしい。だからかな。
左サイドから速い攻め、クリアして、ヤナギが下がって受けたところで、ファール‥‥FKだったが‥‥。4分。

そしてCK‥‥ミウラアツが持ち込んで取った。ヘッド‥‥逆サイドからのCKとなる。これはオノが蹴るが‥‥。

チュニジアは、両サイド‥‥特にここまでは左サイドからの速い攻撃が面白い。日本は4−4−2だが、もしスリーバックだったら、もっと破られているかも。 でも、MFが5人の時の感覚でパスを出すと、一人分の距離が開いているから、うまく通らないかもしれない。

ヤナギサワが下がって受ける、シュンスケもボランチまで下がってカバーする、縦の連携はここまではいいが‥‥。

流れるようなチュニジアの攻め。 ベンアシュールが茂庭をかわして、サイドへ。クロスは、中沢がヘッドでクリアするが、これをミドルシュート。左に逸れるが、いい攻めだった。これは、 去年は見られなかったのでは?

日本の守備がそろそろ翻弄されてきたか‥‥パスで崩されてチュニジアのCK‥‥中沢がヘッド。 ラストパスが浮き球なので、このパターンが続くが‥‥。そろそろグラウンダーのダイレクトプレーで来られるとまずいかな。

25分。 今度は右サイドからのクロス‥‥。ナラサキが取る。そろそろペースを取り返したいが‥‥。

29分頃から日本のペース。 右サイドでのパス交換がきっかけだった。ただし、例えばシュンスケがドリブルして囲まれてしまう‥‥。パスやフォローのタイミングなど、 味方も分かっていないのではないか。ヒデからスズキ、ラインの裏を狙うが、マークにあい潰される。32分。

お、日本の初シュートは加地のミドル。 34分。左サイド、ミウラアツからのクロスの零れ球を追った。シュンスケとのパス交換からの攻撃、よかった。

イナモトが9番を倒して、 正面からFKだ。36分。ここはしのぎたい。ナラサキの正面。日本は、蹴る寸前に飛び込んで自ら壁を崩した。18番アヤリのキックは正直すぎて助かった。

よし! ヤナギサワ!

最終ラインからのロングボール、スズキが動いて一瞬気を取られたDFのヘッドは届かない、 ヤナギサワは右サイドからの斜めのランでラインの裏に抜けて、ややバウンドしているボールをドリブルし落ち着いて流し込んだ。40分。

直後! チュニジアの猛攻。シュートはコースを狙ってか、低くてしかも弱い。ナラサキが阻むか、 クロスは尽くナカザワやモニワが競り勝つ。モニワが倒れて‥‥中盤でヒデがちらっと見てから‥‥立ち上がったようだ‥‥サイドへ攻撃のパス。 43分。
左サイドに出たシュンスケにトラベルシ。サイドに出ると、キープしても囲まれなくなった。加地もうまいタイミングで上がれるようになる。

またもシュンスケが左サイドに持ち込んで、ジャジリのスローイン、ここで笛。ブーイングが聞こえるぞ(笑)。
後半‥‥序盤はまたもチュニジアが攻勢に来るのだろうか。左サイドにミウラアツが上がり気味のせいか、 シュンスケが右サイドから二度三度とチャンスを作る。4分。日本は、攻守にわたって連携がよくなった。先制点の余裕かな。
そう言えば、やはりメンバーは代えないジーコ。やれやれ。

右サイドからジャジリのグラウンダーのクロス、トラベルシは空振り。9分。 ん? セネガル戦で責められたヤナギサワと同じようなプレーだった。

チュニジアの右CKだが‥‥やはり、イナモトがヘッドでクリア。 14番がミドル‥‥あ、またCKだが。

ミウラアツのファールからFKのピンチ、走りこんだ2番にヘッドを合わされたが、ポスト右にそれて助かった。 後方から走りこんできたので、マークし切れなかった。ふう。13分。

日本はスズキもヤナギも動き回るタイプなせいか、 あるいはチュニジアのラインを下げさせるためなのか、ロングボールを放り込むようになる。

16分。チュニジアの左CKだ。これもクリア。 ナカザワと競り合って潰された9番グラハムが腰を押さえて下がる。

攻守の切り替えがどちらも早くなってきた。24分。

チュニジアのFKは‥‥CKに逃れる。イナモトのカットだった。大きなサイドチェンジでペースを取り戻しつつあるチュニジア。日本は焦る必要はない。 願わくは、もう一、二点取って、トシヤやヒロヤマを出して欲しい。

28分、トシヤがジーコの指示を受けている。誰に代える?  チュニジアも13番が入りそう。オフサイドかな、ここでチュニジア、ベンアシュールに代えてブアジジ。

右サイド、ヒデの猛烈なタックルで中断し、トシヤ登場‥‥まだだね、相手FKだもん。これもナカザワのクリア、でもまだCKだ。

ああー加地! 壁パスで抜け出して、GKまでかわしながら、DFのカバーに阻まれた‥‥CKだが、悔しい。ヤナギサワに代わってトシヤが入る。32分。

トシヤが左サイドに入る。クリアを落ち着いてつなぐプレーが二度三度。34分。

深い位置から、右サイドに出されて基点を作られている。 チュニジアも交代からのポジションチェンジで、日本の戸惑いを招いている。でも、自分たちも少々戸惑ってないかな。

37分、イナモトのミドルはGK正面。中央で持ったヒデの近くにトシヤが寄るが、見ていない。右サイドのシュンスケに出て、戻して撃ったイナモトだった。

前線のインターセプトがそのままラストパスになるトシヤのプレー‥‥でもオフサイド。39分。何か、懐かしい(笑)。

チュニジアも攻勢を仕掛けてくる‥‥でも、失礼ながら、セネガルに勝ったとは思えない内容だ‥‥。 まあ、それもサッカーというものか。

シュンスケを倒した3番に初のイエロー。放り込んでくるチュニジア。左CKだが、 ラストプレーかな。やはりヘッドでクリア。拾ったトシヤにファール。負傷のためか、スズキに代えて大久保。もう48分。

インジュリータイムは3分では‥‥? アウェイの洗礼のつもりかも知れないが、もう決まったぞ。
ナカザワが持ってルックアップ、ここで笛。

前半の猛攻を凌いだのがよかった。完勝と言っていいでしょう。でも‥‥またいつかホームで勝って欲しい(笑)。

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