The Match of the Day

さあ、サッカーを語りましょう!

ジュビロ磐田 2−1 ヴェルディ川崎

1998年5月30日(土)、Jリーグカップ予選リーグ第3節A組
国立競技場にて観戦。

キックオフ20分前、メンバー発表を期に応援合戦。しかし‥‥一万も入っていなんでは? 宣伝などに大いに問題がある。

ほぼ定刻にキックオフ。 序盤、ゆっくりまわすジュビロ、中盤で多少不利という読みからか。ジュビロの遠藤が懐かしい。川崎高木は?
川崎は攻めさせているよう。押しても決定的に崩せないジュビロ3分、藤田、胸でトラップしてシュート‥‥ミス。今日はトシヤが忙しくなりそうだ。
6分、ラモスのFKから初めて攻める川崎、タイミング合わず。じわじわとヴェルディの攻め。今度は横のダイレクト・パスで揺さぶる。 攻めさせると川崎は恐いな。
9分、磐田ルーキーの高原のミドル、GK菊地正面。ここで取れないと磐田はきつい。18分、 ゾノが鈴木にファール。切れない鈴木は最高のDFだし、前園の懸命さが伝わる。が、ディフェンスが苦手なのが見ててよく分かる。でも懸命。 しかし苦手‥‥。21分、藤田が放り込んで高原かな、またまたGK正面。粘っこいが鋭さに欠ける川崎と攻める数は多いが決定的ではない磐田。
37分、川崎、左からFKのチャンス。ここを凌いで速攻の‥‥おっと、ラモスが追う。ラモスはこれであとは前半は動けないと思わせる気迫のダッシュ。
ジュビロ遠藤がバックらしくなった。忠実なカバーとポジショニング、もともと技術と速さのあるFWだったんだよなぁ。
引き分けありの大会だから、失点をしないことを先決に考えた試合運びだ。前半はよって凡戦。自由席2000円は高いぞ。

後半。ジュビロが開始早々積極的に攻める。ゴール裏(自由席)のこちらに向かって来るから見やすい。が、 ヴェルディ柱谷の組織的な守備網がよく分かるようにもなった。リーダーシップを取って守っているのが川崎で、分権で守っているのが磐田となる。
8分、高原が鋭いシュート! 攻め合うがシュートのない分、膠着と言うべきこのゲーム、直後、センターサークル付近から右にロビング、 絶妙のトラップから増田が先制!
攻めあぐんでいた分、ジュビロは分が悪くなった。14分、 大卒ルーキー川口投入。川崎の13番(誰だ?)がジュビロ左サイドを好きなようにえぐる。トシヤが右を縦に大きく動く。 ここで川口にうまく通るとチャンスになる。
18分、クリアミスをヘッドで繋いで、高原(?)捨て身のスルーパス、 走り込んだ藤田、一対一を落ち着いてゴール!
勢いに乗ったジュビロの攻撃に冴えが出てきた。 紙一重で守る川崎。ここは耐える時間帯だ。
30分、福西(?)が倒れている。岡田主審、副審(腹心と一発変換。言い得て妙だ)に聞いて、 レッドカードを宙にかざす。誰にだ? 数えると川崎が一人足りない。ラモスが下手人だった。
35分過ぎ、 更にジュビロ波状攻撃。前半同様のこの時間帯。ヴェルディのベテランのスタミナ切れを見越しているんだろうな。
44分、ジュビロ右からのFK、引き分け濃厚だが、これが最後のチャンスか‥‥。ううむ、中山のようなターゲットのいない今はこれも厳しい。
お、中央のダイレクトパスが通り‥‥トリッピング! PKを藤田が決めて、逆転。

膠着状態の時の、 中央突破の呪縛にかかったジュビロ、前線を大きく走らせ左右に振ったヴェルディの構図は、10年前と逆だったな。ともあれ、点が入り、 流れが動いた後半はスリルがあって良かった。1500円位の内容だった。公式発表によると、14090人の入場だったそうな。

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